ヘアカラーの色落ち(褪色)の原因7つと色持ちをよくする対策|美容師が教えるカラー後の過ごし方

美容師実践0円ヘアケア

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「染めたばかりなのに、もう色が抜けてきた」「明るくなって、黄色っぽくなってしまう」。カラーの色持ちは、サロンでもとても多いご相談です。

色落ち(褪色)には、紫外線だけでなく、髪のダメージや施術のしかた、毎日のケアなど、いくつもの原因があります。美容師が、7つの原因と対策、カラー後の過ごし方を順番に解説します。

毛先を気にする女性
色落ちの原因は、ひとつではない
7つ色落ちの主な原因
20〜30分カラーの放置時間の目安
1週間〜10日残った薬剤が少しずつ抜ける期間
1週間あけるパーマとカラーの間隔の目安

※時間や期間は一般的な目安です。使う薬剤や髪の状態によって変わります。

結論|色持ちは「ダメージを減らす」「薬剤を残さない」「毎日守る」

今日からできる3つのこと
  • ヘアカラーは美容室で。髪の状態に合わせて薬剤を選んでもらう
  • シャンプーとトリートメントはアミノ酸系など洗浄力がおだやかなものに
  • 日差しが強い日は帽子や日傘で紫外線から守る

ヘアカラーが色落ちする7つの原因と対策

色落ちへの影響の大きさ(美容師の経験にもとづく目安・5段階)

① 髪のダメージ5
⑤ 毎日のシャンプー4.5
⑦ 紫外線4
② 前処理・後処理の不足3.5
⑥ 汗・水濡れ・海・プール3.5
④ パーマ剤3
③ 放置時間2.5

※美容師の経験にもとづく目安です。髪の状態や生活スタイルで変わります。

原因なぜ色落ちする?対策
① 髪のダメージキューティクルが開いて、色素が流れ出やすい低ダメージの薬剤で染める・ホームケア
② 前処理・後処理の不足残った薬剤でダメージが続くサロンで前処理・後処理をしてもらう
③ 放置時間短いと色が定着せず、長いとダメージが進むメーカーの設定時間を守る
④ パーマ剤パーマの薬で色素が変化するパーマとカラーは1週間ほどあける
⑤ 毎日のシャンプー洗浄力が強いと色素も落ちやすいアミノ酸系・弱酸性のシャンプーに
⑥ 汗・水濡れ・海・プール濡れた髪はキューティクルが開いている濡れたらすぐ乾かす
⑦ 紫外線紫外線で色素や髪のたんぱく質が分解される帽子・日傘・UVスプレー

① 髪のダメージ

ダメージが多い髪ほどキューティクルが開いていて、色が抜けやすくなります。市販のホームカラーは、初めて染める方でもしっかり染まるように、2剤の過酸化水素の濃度が高めに作られているものが多いです。そのため、すでに染めたことのある髪には、しなくていいダメージが加わってしまうことがあります。美容室では、髪の状態に合わせて、2剤の濃度を低めのもの(1〜3%など)から選んで使い分けています。くわしくはサロンカラーとホームカラーの違いで解説しています。

市販のホームカラーサロンカラー
2剤(過酸化水素)の濃度高め(6%前後)で設計されたものが多い1〜6%から髪の状態に合わせて選ぶ
1剤決まった配合複数を混ぜて、一人ひとりに合わせて調合
すでに染めた部分根元と同じ薬剤がつきやすい根元と毛先で薬剤を変えられる

② 前処理・後処理をしていない

美容室でシャンプーをしている様子
カラー後の後処理で、残った薬剤を取りのぞく

前処理は、カラーのダメージをおさえるためのもの。ダメージで減った髪の中の成分を補ってから染めることで、予想より濃く染まりすぎたり、薬剤が強く効きすぎたりするのを防げます。カラーやパーマを一度でもしたことがある髪には、本来必要なケアです。

後処理は、カラー後に髪に残ったアルカリや過酸化水素を取りのぞくためのもの。これらはシャンプーや水で流すだけでは落としきれません。後処理をしてもすべては取りきれず、1週間〜10日ほどかけて少しずつ抜けていきます。

③ 放置時間が守られていない

ヘアカラー剤を塗っている様子
色がしっかり入るには、20〜30分ほどかかる

カラーの色がしっかり入るには、20〜30分ほどかかります。「だいたい染まったかな」と早めに流すと、色が定着しきらずに抜けやすくなります。反対に長く置きすぎても、色素が分解されて薄くなったり、ダメージが進んだりします。メーカーの設定時間を守ることが大切です。

④ パーマ剤による色落ち

パーマのロッドを巻いた髪
パーマとカラーは、1週間ほどあけるのがおすすめ

パーマの1剤(還元剤)には、カラーで髪の中にできた色素を変化させてしまう性質があります。低いpHの薬剤を選ぶなどである程度は対策できますが、パーマのあと1週間ほどあけてからカラーをするのがいちばんです。薬剤の使用上の注意でも、パーマとカラーを同じ日におこなうことは避けるよう案内されています。

⑤ 毎日のシャンプー&トリートメント

手のひらの泡
きめの細かい泡で、こすらずに洗う

洗浄力がおだやかで、pHの低いアミノ酸系のシャンプー&トリートメントを使いましょう。シャンプーの摩擦でもダメージはたまっていくので、泡のきめが細かいものを選ぶのも大切です。カラーの色をおぎなうなら、ミルボン カラーガジェットの選び方やカラートリートメントの使い方も参考にしてください。

⑥ 汗・水濡れ・海・プール

プールでくつろぐ女性
濡れた髪は、ダメージを受けやすい状態

濡れた髪は水を含んでふくらんでいて、キューティクルも開いた状態です。髪の中の成分や色素が流れ出やすくなるので、濡れたらすぐにドライヤーで乾かしましょう。海やプールのあとは、真水でしっかり流してから乾かすのがおすすめです。

⑦ 紫外線の影響

紫外線にはUVA・UVB・UVCがあり、髪に影響するのは主にUVAとUVBです。色素や髪のたんぱく質を分解して、色落ちやパサつきの原因になります。日差しが強い日は、帽子や日傘、髪用のUVスプレーで守りましょう。くわしくは紫外線が髪に与える影響と対策で解説しています。

カラー当日から10日間の過ごし方

泡立てたシャンプー
カラー直後の数日は、特にやさしく洗う
時期髪の状態おすすめの過ごし方
当日色が定着しきっていないできればシャンプーはお休み。濡らしたらすぐ乾かす
〜3日残った薬剤が多く、色が抜けやすいぬるめのお湯で、洗浄力がおだやかなシャンプーを
〜1週間少しずつ落ち着いてくるパーマはこの期間をすぎてから
〜10日残った薬剤がほぼ抜けるいつものケアに。紫外線対策は続けて

※美容師がおすすめする目安です。担当の美容師さんの指示があれば、そちらを優先してください。

よくある質問

Q. カラーの当日にシャンプーしてもいい?
A. できれば当日はお休みするのがおすすめです。どうしても洗う場合は、ぬるめのお湯でやさしく洗い、すぐに乾かしましょう。
Q. 色持ちがいい色はありますか?
A. 一般的に、赤や青など鮮やかな色や明るい色は抜けやすく、暗めの色は持ちやすい傾向があります。
Q. 市販のカラーでも色持ちをよくできる?
A. 放置時間を守り、アミノ酸系のシャンプーや紫外線対策をすれば、ある程度は色持ちをよくできます。
Q. カラーバターは色持ちしますか?
A. カラーバターの色落ち・色持ちについてで詳しく紹介しています。

まとめ|色持ちは、サロンと毎日のケアの両方で決まる

この記事のポイント
  • 色落ちの原因は、ダメージ・処理不足・放置時間・パーマ・シャンプー・水濡れ・紫外線の7つ
  • サロンでは2剤の濃度を使い分けて、ダメージをおさえて染められる
  • 残った薬剤は1週間〜10日かけて抜ける。この期間は特にやさしく
  • まずは「カラーは美容室で」「アミノ酸系シャンプー」「紫外線対策」から

この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでのカラー施術の経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。

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