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「染めたばかりなのに、もう色が抜けてきた」「明るくなって、黄色っぽくなってしまう」。カラーの色持ちは、サロンでもとても多いご相談です。
色落ち(褪色)には、紫外線だけでなく、髪のダメージや施術のしかた、毎日のケアなど、いくつもの原因があります。美容師が、7つの原因と対策、カラー後の過ごし方を順番に解説します。

※時間や期間は一般的な目安です。使う薬剤や髪の状態によって変わります。
結論|色持ちは「ダメージを減らす」「薬剤を残さない」「毎日守る」
- ヘアカラーは美容室で。髪の状態に合わせて薬剤を選んでもらう
- シャンプーとトリートメントはアミノ酸系など洗浄力がおだやかなものに
- 日差しが強い日は帽子や日傘で紫外線から守る
ヘアカラーが色落ちする7つの原因と対策
色落ちへの影響の大きさ(美容師の経験にもとづく目安・5段階)
※美容師の経験にもとづく目安です。髪の状態や生活スタイルで変わります。
| 原因 | なぜ色落ちする? | 対策 |
|---|---|---|
| ① 髪のダメージ | キューティクルが開いて、色素が流れ出やすい | 低ダメージの薬剤で染める・ホームケア |
| ② 前処理・後処理の不足 | 残った薬剤でダメージが続く | サロンで前処理・後処理をしてもらう |
| ③ 放置時間 | 短いと色が定着せず、長いとダメージが進む | メーカーの設定時間を守る |
| ④ パーマ剤 | パーマの薬で色素が変化する | パーマとカラーは1週間ほどあける |
| ⑤ 毎日のシャンプー | 洗浄力が強いと色素も落ちやすい | アミノ酸系・弱酸性のシャンプーに |
| ⑥ 汗・水濡れ・海・プール | 濡れた髪はキューティクルが開いている | 濡れたらすぐ乾かす |
| ⑦ 紫外線 | 紫外線で色素や髪のたんぱく質が分解される | 帽子・日傘・UVスプレー |
① 髪のダメージ
ダメージが多い髪ほどキューティクルが開いていて、色が抜けやすくなります。市販のホームカラーは、初めて染める方でもしっかり染まるように、2剤の過酸化水素の濃度が高めに作られているものが多いです。そのため、すでに染めたことのある髪には、しなくていいダメージが加わってしまうことがあります。美容室では、髪の状態に合わせて、2剤の濃度を低めのもの(1〜3%など)から選んで使い分けています。くわしくはサロンカラーとホームカラーの違いで解説しています。
| 市販のホームカラー | サロンカラー | |
|---|---|---|
| 2剤(過酸化水素)の濃度 | 高め(6%前後)で設計されたものが多い | 1〜6%から髪の状態に合わせて選ぶ |
| 1剤 | 決まった配合 | 複数を混ぜて、一人ひとりに合わせて調合 |
| すでに染めた部分 | 根元と同じ薬剤がつきやすい | 根元と毛先で薬剤を変えられる |
② 前処理・後処理をしていない

前処理は、カラーのダメージをおさえるためのもの。ダメージで減った髪の中の成分を補ってから染めることで、予想より濃く染まりすぎたり、薬剤が強く効きすぎたりするのを防げます。カラーやパーマを一度でもしたことがある髪には、本来必要なケアです。
後処理は、カラー後に髪に残ったアルカリや過酸化水素を取りのぞくためのもの。これらはシャンプーや水で流すだけでは落としきれません。後処理をしてもすべては取りきれず、1週間〜10日ほどかけて少しずつ抜けていきます。
③ 放置時間が守られていない

カラーの色がしっかり入るには、20〜30分ほどかかります。「だいたい染まったかな」と早めに流すと、色が定着しきらずに抜けやすくなります。反対に長く置きすぎても、色素が分解されて薄くなったり、ダメージが進んだりします。メーカーの設定時間を守ることが大切です。
④ パーマ剤による色落ち

パーマの1剤(還元剤)には、カラーで髪の中にできた色素を変化させてしまう性質があります。低いpHの薬剤を選ぶなどである程度は対策できますが、パーマのあと1週間ほどあけてからカラーをするのがいちばんです。薬剤の使用上の注意でも、パーマとカラーを同じ日におこなうことは避けるよう案内されています。
⑤ 毎日のシャンプー&トリートメント

洗浄力がおだやかで、pHの低いアミノ酸系のシャンプー&トリートメントを使いましょう。シャンプーの摩擦でもダメージはたまっていくので、泡のきめが細かいものを選ぶのも大切です。カラーの色をおぎなうなら、ミルボン カラーガジェットの選び方やカラートリートメントの使い方も参考にしてください。
⑥ 汗・水濡れ・海・プール

濡れた髪は水を含んでふくらんでいて、キューティクルも開いた状態です。髪の中の成分や色素が流れ出やすくなるので、濡れたらすぐにドライヤーで乾かしましょう。海やプールのあとは、真水でしっかり流してから乾かすのがおすすめです。
⑦ 紫外線の影響
紫外線にはUVA・UVB・UVCがあり、髪に影響するのは主にUVAとUVBです。色素や髪のたんぱく質を分解して、色落ちやパサつきの原因になります。日差しが強い日は、帽子や日傘、髪用のUVスプレーで守りましょう。くわしくは紫外線が髪に与える影響と対策で解説しています。
カラー当日から10日間の過ごし方

| 時期 | 髪の状態 | おすすめの過ごし方 |
|---|---|---|
| 当日 | 色が定着しきっていない | できればシャンプーはお休み。濡らしたらすぐ乾かす |
| 〜3日 | 残った薬剤が多く、色が抜けやすい | ぬるめのお湯で、洗浄力がおだやかなシャンプーを |
| 〜1週間 | 少しずつ落ち着いてくる | パーマはこの期間をすぎてから |
| 〜10日 | 残った薬剤がほぼ抜ける | いつものケアに。紫外線対策は続けて |
※美容師がおすすめする目安です。担当の美容師さんの指示があれば、そちらを優先してください。
よくある質問
- Q. カラーの当日にシャンプーしてもいい?
- A. できれば当日はお休みするのがおすすめです。どうしても洗う場合は、ぬるめのお湯でやさしく洗い、すぐに乾かしましょう。
- Q. 色持ちがいい色はありますか?
- A. 一般的に、赤や青など鮮やかな色や明るい色は抜けやすく、暗めの色は持ちやすい傾向があります。
- Q. 市販のカラーでも色持ちをよくできる?
- A. 放置時間を守り、アミノ酸系のシャンプーや紫外線対策をすれば、ある程度は色持ちをよくできます。
- Q. カラーバターは色持ちしますか?
- A. カラーバターの色落ち・色持ちについてで詳しく紹介しています。
まとめ|色持ちは、サロンと毎日のケアの両方で決まる
- 色落ちの原因は、ダメージ・処理不足・放置時間・パーマ・シャンプー・水濡れ・紫外線の7つ
- サロンでは2剤の濃度を使い分けて、ダメージをおさえて染められる
- 残った薬剤は1週間〜10日かけて抜ける。この期間は特にやさしく
- まずは「カラーは美容室で」「アミノ酸系シャンプー」「紫外線対策」から
この記事について
この記事は、美容師歴20年以上、サロンでの経験と、サロンでのカラー施術の経験をもとに書いています。美容の専門家と一緒に検証しています。製品の情報は2026年10月時点の公式サイトなどをもとにしています。使用感には個人差があります。頭皮や肌に合わない場合は使用を中止してください。



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